釣りの極意 第2巻
釣りの極意
第2巻
著者
深海を泳ぐ者
雨でも晴れでも魚は食いつく! いや、晴れの日に釣れる魚もいれば、雨の日に釣れるのもいる。今度の授業では、後者に焦点を当てる。
この指南書に出てくるのはスカイリムの温暖な地域で、雨になると水面に出てくることが多い魚だ。雨が好きだと言う者もいれば、太陽を嫌う根暗な魚だと言う者もいる。
本当は頭上にある水面で起こる波紋のダンスを見るのが好きで、祭りに行きたがっているんだろう。魚だって時には楽しみたいんだ。
釣り場に関しては、この優れた指南書シリーズの第1巻を参照のこと。場所は同じだ。違っているのは… 雨だ! たまにはホワイトラン東部のホワイト川沿いで釣ってみよう、そして川沿いに南へ下り、イリナルタ湖まで足を伸ばそう。
ナマズ
温暖な湖で釣れる
大型
よく釣れる
雨天時に見かける
ナマズはとても大きく、好奇心の強い魚だ。ヒゲで見分けられる。自由に泳げるような大きく温かな湖なら、スカイリムのどこにでもいる。
ナマズにネコみたいなヒゲはあるが、ニャアとはいわないし、泥棒もしない。小銭入れをぶら下げていても、取られる気遣いはない。
パールフィッシュ
温暖な湖と川で釣れる
小型
滅多に釣れない
雨天時に見かける
お次はパールフィッシュだ。ナマズほど頻繁には釣れず、なりも小さい。だが、それでもやはり可愛らしい魚だ。
余談だが、パールフィッシュは真珠を持っていない。名前の由来は北の岸辺で貝のそばに集まる様からきている。貝魚と呼ばれないのは妙な話だ。
ピグミーサンフィッシュ
温暖な湖で釣れる
小型
よく釣れる
雨天時に見かける
太陽という名前がついた湖の小魚だが、雨の時によく釣れる。魚が嘘つきだと言っているわけじゃない。だがこの魚の名付け親に万一会うことがあっても、そいつを信用しちゃダメだ。晴れの日にも見つかるが、嵐の中の太陽ほど珍しい。
イーストマーチに立ち寄って温泉を楽しむ旅行者がこの魚をよく見かける。リラックスして油断していると、驚かされるぞ!
スペードフィッシュ
温暖な川で釣れる
小型
滅多に釣れない
雨天時に見かける
スペードフィッシュは円盤のような形をしていて、ブラシのような歯が生えている。食いついた時、針をピカピカに磨いてくれるかもしれない。
彼らを釣るには川を狙え。リーチの滝つぼで跳ね回るのが好きだと言う噂を聞いたことがある。
雨の日の釣り指南は以上だ。こいつらは雨の日に釣れる多くの魚の中の、たった4種でしかないことを忘れるな。だから狙った魚が釣れるまで、粘り続けろ。
腕に自信がなくても、弱気になるな! 魚には自信のない釣り糸が分かるんだ! 群れのみんなにお前がヘボな釣り師で、エサが骨の罠のように震えてたと言いふらされるぞ。そんなマネをさせるな。
この指南書の魚が釣れたら、精鋭へ昇進したことになる!