クリート研究所のコンピューター1 | スターフィールド ワールドデータ
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クリート研究所のコンピューター1

INTRODUCTION DATA

ヘイデン・ウィン
個人の日記
2306年1月13日
信じられない!配属が決まった!

DATA

新たな始まり!


ヘイデン・ウィン

個人の日記

2306年1月13日


信じられない!配属が決まった!


コロニー連合のゼノウォーフェア部門が正式にスタートした。MASTでどれだけの事務手続きをこなしたのか見当もつかないが、もうとっくに終わったことだ。そして、私は一から携わることができる


肩書も正式に異星生物学技術者になり、3日以内に出発することになっている。アマンダは混乱しているが、たくさん休みを取れるようになるし、いつでもニューアトランティスに戻って来ると約束した


行き先はまだよくわからない。コロニー連合の宙域のどこかなのは確かだが、行けば分かるだろう





候補1


ヘイデン・ウィン

日記

2306年2月6日


今日、異星生命体の最初の使補として、アシナガグモの宇宙形態と思われる巨大な蜘蛛を入手した


マイケルソンが完全防護服を着て、神経制御インターフェース(NCI)を取り付けようとした。それなのに警備隊が彼をそこから出そうとしているから、私たちは生物を殺処分するほかなかった


でも小さな失敗だ。誰も一発で成功するなんて思っていなかったし


ポールソン博士が他の人たちに話しているのを聞いたが、来週の木曜にはコロニ一連合海兵隊の派遣部隊から、別の生物が届く予定のようだ





アシュタの標本


ヘイデン・ウィン

日記

2306年5月5日


UC海兵隊が本当にアシュタを持って来るなんて、一体どうやったんだろう


アシュタが恐ろしい動物で天然の捕食者だからではなく(どちらも稀で素晴らしい資質であり、ここで行っている仕事には不可欠なものだ)、アシュタがシャイアン屋系の惑星アキラに生息しているからだ。アキラには自由恒星同盟の首都であるアキラ・シティがある


敵の陣地で研究対象を捕まえる仕事は地上部隊に任せておけばいいが、疑問が残る。自由恒星同盟の科学者たちは、天然の捕食者を武器化することに成功したんだろうか? もしそうなら、計画はさらに早まることになる





試練失敗


ヘイデン・ウィン

日記

2306年5月7日


自由恒星同盟の科学者がアシュタの武器化に成功したのではないかという心配は完全になくなった


マイケルソンの大失敗があってから、NCIは完全な鎮静状態でなければ取り付けてはいけないと決めていたので、その点は問題なかった。しかし、その後すぐに問題が起きた。アシュ夕は同期に対してきわめて抵抗が強く、制御の信頼性が47%を超えることは一度もなかった。1回目の試験開始から5分で、チン博士の腕がもぎ取られるところだった


要するに、単にアシュタは制御できないのだ。私たちだけでなく、自由恒星同盟も同じだ


ポーリーン博士がカサロフ大佐と連絡を取った。来週の今頃には、海兵隊がまた別の生物を採取して届けてくれそうだ





さらなる落胆


ヘイデン・ウィン

日記

2306年5月12日


新しい生物が来て、また失敗に終わった。UCの兵士は悪くない。肉食動物が欲しいと頼んだのを持ってきてくれた。あまりに異質な生物だったので、ポールソンは呼び名を決めるのに苦労して、"レプタンス・ベネナム"に決めた


NCIをちゃんと同期できなかったのが残念だ。特に毒は見事だったろうに





新たな標本


ヘイデン・ウィン

個人の日記

2306年7月6日


今朝、海兵隊がまた標本をいくつか持って来た。まったく予定外のことだ


どんな生物かって?それは節足動物で、ホマルス・ガンマルスに相当する宇宙生物、要するに巨大な宇宙ロブスターだ。この巨大ロブスターは非常に期待できる


UCの兵士がどこでこの特殊な実験体を見つけたのかはよくわからないが、どこか人里離れたところに岩場でもあるんだろう。3度聞いても4度聞いても答えてもらえなかったので、聞くのはやめた。以前使った生物は、どれも確実に制御できなかった。過去の記録にあるように、それは生来の攻撃性のおかげで有効な武器になったものの、銃が撃う側へ勝手に向いてしまうようでは弾丸の意味がない


しかし、今度の生物は完璧な性質を持っている。攻撃性は低くおとなしいが、危険が迫るととても高い確率で身を守ることができる。しかも実際の攻撃力は恐ろしいほどだ


さあ、どうなるか...





移転


ヘイデン・ウィン

個人の日記

2306年8月1日


引っ越しだ。店じまいして、業務をすべて移行する。あっという間の出来事だった。頭がくらくらしてる


節足動物の研究がうまくいったので、彼らの故郷の星に移住することになった。これでゼノウォーフェア部門向けに、生物を無限に供給できるようになる


私は上級異星生物学者に任命された。つまり、私が施設会体を管理することになる。真っ先に伝えたい相手はアマンダだ。まだ、彼女がいないことに慣れない


マイケルソンにクレジットを渡そう。彼は本当によく働いてくれた。節足動物の管理に役立つ神経制御インターフェースを調整したのは私の功績だと、MASTの上層部に伝えてくれたんだ


ポールソンは退職を迫られているだろう。いい回介払いだ



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