top of page

イルダリの日記 第2巻

体は以前より回復した。私がネロスの大失敗の後も生きてこられたのは、ハートストーンの力だ。灰の中の骨が私を呼んでいるのが感じ取れる。こちらから彼らに呼び掛けることもできる。ハートストーンのおかげで、私は骨と灰と魂とを結び付け、自分の命令に従うしもべを呼び出すことができるのだ。

今夜から私が支配権を握る。この鉱山労働者たちも、宝探しの連中も、ネロスの手下だ。連中が私を見つめているのが分かる。あいつに言付けをして、私の一挙手一投足を伝えているに違いない。信じられるのは声だけだ。彼らは一度も嘘をついたことがない。このバカどもがネロスのように私を裏切ろうとしていることも、彼らが教えてくれた。

私は彼らが全員眠っている間にアッシュスポーンを呼び出す。まず獣のようなリーダーから死んでもらおう。私には彼の胸の内にある欲望が見える。優しく気前の良い人物を精一杯演じているかもしれないが、私は彼の望みを、彼ら全員の望みを知っている。連中はハートストーンが欲しいのだ。

何人かは捕虜として残しておこう。実験の被験者となる者が必要だ。ハートストーンに可能なことはまだ他にもある。是非試してみたいアイディアが2、3あるのだ。

bottom of page