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感染者の未送付の手紙



愛するドゥプレイムへ。あなたや他の者たちと一緒にカル・アルーエを去らない私を愚かだと思ったことでしょう。しかし、病気に苦しむ子供たちを見捨てられませんでした。あなたが想像した私たちの運命がどれほど恐ろしいものであっても、きっと実際に起こったこととはかけ離れています。


あなたが安心することを願ってこの手紙を送ります。


おそらくあなたが残りの健康な仲間を連れて去った1週間後、歩いて低い城壁を見回りしていました。ケルターでさえも病気になり乗れない状態だったのです。わずかな食糧や持ち物を狙って危険を冒すほど愚かな山賊がいないことを祈っていました。それから、火葬の明りに反射して細長い人影が村へ向かっているのが見えました。


その見知らぬ者はオーチェンドールと名乗るサマーセットのエルフで、彼こそがカル・アルーエの仲間の運命を変えたのです。


オーチェンドールは私自身や残りの村人たちに根付いた病気に恐れることなく、我々についてきました。お互いの名前を知りながら、数日間一緒に食事したり話をしました。横たわって祈りを奉げる者ができなかった方法で、彼は仲間たちをなだめました。死の床で寒々と死を待っていた日々を前に、気持ちが明るくなりました。


それからオーチェンドールは村人をカレッテの小屋に押し込み、私たちを集めました。カレッテは当時、村中で1番病気がひどく、オーチェンドールに運んでもらわないと動くことができませんでした。


善良なエルフは、誰もが想像できなかったようなことを言いました。この病気は私たちが確信していたような、村にかけられた呪いではないと言ったのです。それどころか、これは彼を私たちのもとに導いた恩恵だと言いました。そしてデイドラの王子ペライトに仕える身であることを話しました。


あなたが考えていることは分かります--3年あまり前、私たちは結局ディナとルーカスを燃やしました。これまで、カル・アルーエに異端のデイドラ信仰が入り込んだことはありません。しかし、私たちはそうしました。それだけでなく、私たちは熱心に彼の話に耳を傾けました。きっとあなたは私たちが非常に病み、弱っていたのだと思うでしょうね。しかし、そうではないのです。


オーチェンドールは大急ぎでカル・アルーエへやって来たと言って、私たちの仲間の死を詫びました。数時間前は死に瀕している者もいたのに、彼が来てからは誰も亡くなりませんでした。オーチェンドールは私たちを新しい家へと連れて行きたがりました。そこでは、彼の選ばれたペライトを崇拝し生涯を送れるのです。彼の“感染者”として。


拒む者はいませんでした。荷車や担架で運ばれた者もいましたが、全員がオーチェンドールと一緒にスカイリムへの境界を渡りました。カル・アルーエには誰もいなくなり、幽霊が出る場所となりました。


それ以来、私たちは古代ドワーフの町の廃墟にある避難所で暮らしています。他の感染者たちも私たちと一緒です。みなカル・アルーエと似た境遇で、神の力によって一つに結びつけられたのです。私たちはみな病気だと言えますが、病気の影響が私たちを苦しめることはもうありません。しかし、強さは与えてくれるのです。私たちは酒と、人々が毒と呼ぶであろうチンキ剤を使って自らを治療しています。


オーチェンドールは王子ペライトを賛美し、私たちを守ってくれます。私は今や、ぺライトのことを教え広める感染者のアポストルです。


優しいドゥプレイムよ、カル・アルーエの精神は生き続けています。長い年月が経ち、あなたがあの日私たちを見捨てたことは責めません。本当に、あなたがペライトに選ばれた者ではなく、水のたまった肺の音で目を覚まさなかったことが残念です。愛する夫よ、ペライトがあなたを守ってくれます。それに子供たちも元気です。



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