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スカイリムのダンマー

スカイリムのダンマー

アサル・サリーズ 著



ダンマー。

それが我らの名だ。どれだけ親切にしても、お前たちは我々を拒絶する。お前だ、神に見捨てられた凍った荒野の、白肌で黄色い毛の猿め。お前らノルド人とって、我らは薄汚れて肌も黒ずみ、開いた傷にたかるように土地に住みついた、モロウウィンドの「ダークエルフ」なのだろうな。

そうだ、お前らの素晴らしい文化作品の『スカイリムのノルド』を読んだぞ。自分たちの善徳と領地をほめそやし、その素晴らしさを体験したいなら誰でも招待するとあった。だから行ったぞ、ノルド人、だが予想通り、約束されていたほどの歓迎はなかった。

だからこの私、ダンマーでスカイリムへの移民、アサル・サリーズは、お前らの大好きなその本への返答を自分で書くことに決めた。そして読んだ人に決めてもらおう、この冷たく人を寄せ付けない土地に住む種族は、ノルド人だけではないと。我らダークエルフは来た。そして少しずつスカイリムは我々のものだと主張してゆくつもりだ。

だがどこに住むのだと疑問に思うだろう? かつて最初の帝国の帝都だった、ウィンドヘルムの古代都市を除いてどこがある。そうだノルド人、王たちの宮殿の影、ノルドの英雄イスグラモルが法廷を開いた場所で我らは生きるのだ。ああ、お前たちの大好きな500人の同胞団によって、我らの先祖はスカイリムから追い出された。だがそれは過去のことだ。今は違う。

実際、いかに我々がウィンドヘルムに上手く住み始めたか驚くことだろう。ここはかつて雪地区として知られていたが、もはやその名前ではない。今の呼び名は灰色地区であり、それこそがダンマーの支配が現実であることを物語っている。今やこの地区では、全人口を我々の種族が占めているのだ。ここの住民は勝利の意味を分かっている。

ああ、だが平和的占領は進み続けているぞ。喉が渇いたか? 灰色地区にノルドのハチミツ酒はない。だがニューグニシス・コーナークラブには、蒸留酒が十分に出回っている。有力者の一族を探しているのか? 壁の内側にグレイ・メーンはいない。しかしベリン・フラールの家は訪ねてみたいんじゃないか? モロウウィンドで最も高貴な家の子孫だ。ああ、無理だろうな。ノルド人は灰色地区に来ないだろう? 我々の肌を恐れるように、我らの街も恐れているんだな。

「スカイリムの子供たち」よ、もう分かっているはずだ。この土地を故郷と呼ぶもよし、だが自分たちの物だと呼ぶことはできない。それは牛が主の牧草地を要求するようなものだ。お前たちは種族の違う家畜にすぎない。より高位の存在に殺されるのを、間抜けな顔で待っているだけだ。

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