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The Elder Scrolls 書籍
(日本語訳・英語原文)
アビシアンの海賊王
書籍概要
『アビシアンの海賊王』は、タムリエルの海を恐怖に陥れた海賊王ヴェレーク・セインの名を歌い継ぐ短い詩歌である。内容は物語というより、船乗りたちが海上で口にする警句や労働歌に近く、接近する海賊船への恐怖と絶望を荒々しい言葉で表現している。
詩の中で描かれるヴェレーク・セインは、単なる略奪者ではない。船員の命を容赦なく奪い、帝国の巨大なガレオン船さえ沈め、エルフの俊敏な船すら破壊する存在として語られる。その姿は半ば怪物や亡霊のように誇張されており、「海面に血だ、ヴェレークが来るぞ」という繰り返しの句が、逃れられない死の象徴として強烈な印象を残す。
この書籍は、The Elder Scrolls世界における“海の恐怖”を象徴する作品のひとつでもある。タムリエルでは陸上の戦争や政治が注目されがちだが、本作は海上交易や航海が常に危険と隣り合わせであることを示している。特に、船乗りたちの間で語られる海賊伝承や迷信文化を感じさせる点が特徴的で、現実世界の海洋バラッドや私掠船時代の酒場歌を思わせる雰囲気を持っている。
ヴェレーク・セイン
アビシアンの海賊王
目をこらせ野郎ども、耳に鉛を流し込め、その帆は乱心、闇の恐怖、不安の前兆となる女も、船も金も諦めろ
海面に血だ、ヴェレークが来るぞ
索具から縄を、舷側から厚板を諦めろ、決して戦うな心を失った連中に慈悲はない
海面に血だ、海賊王が来るぞ
頑丈な帝国のガレオン船もエルフの素早いスキッフ船もすべてがバラバラになって、すぐに沈んでいく船員と船長が楽しんだ後に
海面に血だ、お前の人生も終わりだ
奴は内臓を引き裂き、生き血をすする目は赤く輝き、心は凍ったままこの言葉をよく覚えておけ、震えたガキども
海面の血はヴェレーク・セイン船長が残した跡だ
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