The Elder Scrolls 書籍
(日本語訳・英語原文)
栄光からの衰退
書籍概要
『栄光からの衰退』は、スカイリム地方の盗賊ギルドが経験した急激な没落について記録した調査書である。著者ニシリス・リダリは、かつてタムリエル全土に影響力を持っていた犯罪組織が、なぜ一地方の小規模な集団へと転落したのかを明らかにするため、実際にリフテンへ赴き、長期間にわたる潜入調査を行った。
書籍内では、盗賊ギルド衰退の理由として複数の説が紹介されている。特に大きく取り上げられているのが、“ガルス”というギルドマスターの死である。彼はスカイリム有力者との強い繋がりを持っていたとされ、その後ろ盾を失ったことで盗賊ギルドは急速に影響力を失ったと考えられている 。
さらに本書では、ギルドに“呪い”がかかっているという噂にも触れられる。近年の盗賊ギルドでは、不自然な失敗や事故が相次いでおり、単なる組織力低下だけでは説明できない異常事態が発生していた。こうした描写は、後にプレイヤーが関わる盗賊ギルドクエストラインや、ノクターナル信仰、ナイチンゲールの秘密とも深く結びついていく。
栄光からの衰退
ニシリス・リダリ 著
スカイリムの盗賊ギルドに不可解な出来事が起きている。彼らはこの数十年で、全タムリエルの中で最大で最も影響力のあった犯罪組織の1つから、リフテンの故郷で暴れるくらいしかできないような、はぐれ者の小さな集団へと転落した。この急激な衰退を説明できる証拠は浮上せず、憶測だけが飛び交った。
説の1つでは、ギルドは1人の死によって痛手を負ったとされている--ギルドマスターが仲間の誰かに命を奪われたということが強く信じられている。このギルドマ スターは“ガルス”とだけ知られており、スカイリムで影響力を持つ家と強く結びついていた。しかし、彼が亡くなると、その繋がりも消えた。後ろ盾なしに、ギルドはスカイリムを無事に支配できなくなったので。
2つ目の説は、ギルドはある種の不可思議な“呪い”にかかっており、普通の仕事をこの上なく困難にしていると言う。この説を裏づける確固たる証拠はないが、ここ20年はギルドによる利益の多い強盗の失敗が異常なほど見られた。この理由は、前述した殺人事件が原因となり、神がかった存在が妨害しているのではないかとされている。
この謎を完全に解決するために、私は過去2年間を盗賊ギルドの潜入に費やした。彼らはよそ者に対しては慎重のため、リフテンで最初に接触しようとした時は大変だった。しかし努力を繰り返すうちに彼らの信頼を勝ち取った。ギルドのリーダー格の人へ近づければ、衰退に関してさらに研究して第2巻を出せると思っている。
彼らのささいな犯罪を手助けすることで私にも犯罪者の烙印が押されるが、背負う価値のある重荷だと思う。盗賊ギルドの権力衰退の謎は、記録とスカイリムの歴史に情報を補足するために、完全に解決されなければならない。









