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エドラとデイドラ

書籍概要

『エドラとデイドラ』は、The Elder Scrolls世界における神格存在の分類と、その思想的背景を簡潔にまとめた短編資料である。文章量は少ないものの、TES世界の宗教観や宇宙論を理解する上で極めて重要な内容を含んでいる。


本書では、“エドラ”と“デイドラ”が単純な善悪の対立概念ではないことが強調されている。一般的には「神」と「悪魔」のように理解されがちな両者だが、実際にはエルフ語由来の概念であり、“エドラ”は「我々の祖先」、「デイドラ」は「我々の祖先ではない者」を意味する。この視点は特に祖先崇拝を重視するダンマー文化において重要視されている。


さらに本書は、エドラとデイドラの根本的な違いを「創造」と「変化」という性質で説明している。エドラは世界創造に参加し、その代償として有限性や死へと縛られた存在となった。一方、デイドラは創造には関与しなかったため不滅性を保ち、物質世界に対して変化をもたらす力を持つ存在として描かれる。

エドラとデイドラ




神、悪魔、エドラ、デイドラという名称は一般素人の大多数にとっては紛らわしい物である。これらは同意語として使われることも多い。


“エドラ”と“デイドラ”は相対語ではない。両方共エルフ語で正確な定義がある。アズラはスカイリムとモロウウィンドのデイドラである。“エドラ”は通常“祖先”と訳され、シロディール語としてはエルフ語の概念に可能な限り近づけている。一方、“デイドラ”は大まかに言うと“我々の祖先ではない”という意味になる。伝説上の系図がイデオロギーの根本的な分岐となっているダンマーにとって、この違いはとても重要な物だった。


エドラは静止を連想させる。デイドラは変化を象徴する。


エドラは死に向かう世界を作り、アース・ボーンズへと向かっている。一方、何かを作り出すことができないデイドラは変化をもたらす力を持っている。


神の創造に基づく契約の一部として、エドラは殺すことができる。ロルカーンと月がその証明である。


契約が適用されない、変幻自在なデイドラは、追放することしかできない。

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