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キス、愛しの母

書籍概要

『キス、愛しの母』は、The Elder Scrolls V: Skyrim をはじめとする『The Elder Scrolls』シリーズに登場する、闇の一党の召喚儀式「黒き聖餐」を記した短い文書である。


内容そのものは非常に簡潔だが、その数行には闇の一党という組織の本質が凝縮されている。本書では、依頼者が夜母へ祈りを捧げ、人体の部位を用いて人形を作り、血と恐怖によって契約を結ぶまでの流れが語られている。単なる暗殺依頼ではなく、「死」を神聖視する宗教儀礼として描写されている点が特徴的である。


闇の一党は、死そのものを司る原初の存在「シシス」を父として崇拝しており、夜母はその意思を伝える巫女的存在として信仰されている。黒き聖餐は単なる迷信ではなく、タムリエル各地で実際に恐れられている禁忌の儀式であり、本書はその儀礼を一般人向けに説明する危険な案内書のような役割を果たしている。

キス、愛しの母



おや、闇の一党を召喚したいのか? 誰かが死ぬのを見たいって? ならば、祈れ。夜母に願いが聞き届けられるように祈るんだ。


そして、最も背徳的な儀式--黒き聖餐を行わなければならない。


心臓、頭蓋骨、筋肉を含む本物の身体の部位を使って犠牲となる人物を模した人形を作るんだ。そしてその人形をロウソクで囲む。


これで儀式は始まる。次にベラドンナの花弁で擦ったダガーを使って人形を繰り返し刺しながら次の言葉を唱える。


「愛しの母、愛しの母、あなたの子供を私の元へ届けてください。卑しい者の罪を血と恐怖をもって清めなければならないのです」


そして待つのだ。常闇の父なるシシスは辛抱強き者に報いる。お前の元に闇の一党を代表する者達がやってきるだろう。そうして血で結ばれた契約が始まる。

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