top of page

シルドの日記

第四紀200年 星霜の月4日

こんな単純な罠にかかる獲物の多さにいつも驚くばかりだ。しかし、少しばかり微調整を考えないといけないかもしれない。ここ数ヶ月、彼らの多くはケージの床に当たった瞬間に死んでしまう。30センチから1メートルほど水を入れてみたが解決にはならなかった。それどころか、そのせいで事態は悪化してしまったかもしれない。この前、罠に落ちた奴が両手両足を骨折したんだ! 彼はそこで浮かび上がろうとしたが結局溺れてしまった。もし水がなければ、彼を始末するその時まで頭をおかしくしてやる楽しみを味わうことができたのに。

第四紀200年 星霜の月8日

また新な奴を捕らえた… ようやく。このオーク達がどれだけ大きく強くなっても、知能では劣っているというのは全くもって本当だ。彼らが話せることにすら私は驚きを感じる。彼はここから出たら私を小枝みたいに真っ二つにしてやると言い続けていた… 大した説得力だろう? とにかく、私は彼にこのロウソクの芯が溶けきるまで水中に潜っていられたら自由にしてやると言った。バカな奴め、数分経たない内に死んだよ! これに飽きることはないだろうな。

第四紀200年 星霜の月13日

何日も魂1つ捕まえられていない上に、最後に捕まえた奴は衝撃のせいで死んでしまった。もちろん彼の魂を再生することもまだできたが、息の根を止めるスリルや何らかの拷問がなければ、工程における大事な物が欠如してしまう。私が呼び戻した魂もそこそこ良い対象となるのだが、定命者の命を奪うことの方がもっと… 魅力的なのだ。

bottom of page