カイルの日記
フロストミヤ墓地、第12週
なんということだ。ここ1週間、キャラバンを見ていない。実際のところ、我々はトンネル掘削で失敗をやらかした--サルと彼の班が自分達の担当区域が崩れた時、一緒に押し潰れされてしまったのだ。反乱の声が上がっているのを聞いた。もし来週も状況が改善しなかったら…
フロストミヤ墓地、第13週
新しいメンバーが2人--イーサとラジールだ。女はマルカルスのシドナ鉱山で刑期を勤めていたと言い、しかもここにいる全員を合わせた以上の経験を持っていた。俺は彼女を発掘の責任者にした。ネコは剣の扱いに長けているため、他の連中と一緒に地上を任せた。
フロストミヤ墓地、第14週
トンネルはうまくいっている。ちょうど昨日、我々が発掘を始めて以来初めての大物をイーサが見つけてくれた--ゴールドが何百枚か入った金庫が埋まっていたのだ。上ではラジールが今週に入って商人を5人始末した。衛兵が反応するよりも早く、出たり入ったりを繰り返している。どうやらようやく自分の思い通りにことが進み始めたようだ。
フロストミヤ墓地、第15週
トンネルはどうやら巨大な洞くつか何かであることがわかった。下には森が広がっている--そこで記念碑らしき物やらの上に置かれた剣を見つけた。しかしこれは奇妙としか言いようがない。不気味だ。何なんだ、この場所は? これまで見てきたどの墓とも違う。
フロストミヤ墓地、第16週
ネコがおかしくなったようだ。突然集中力が途切れ、独り言をブツブツ言い出す。奴は最も優秀な襲撃要因から役立たずになってしまった--今日だけで2つも任務をしくじったのだ。イーサは奴を助けようとしているが、皆の目はごまかせない。
この頃、奴は私の剣を見せてくれと頼んできたり、貸してくれと訴えてくる。私は奴に触らせてやるつもりだ--とても美しく、完ぺきに均整の取れていて、これまで手にしたどの剣よりも素晴らしい剣。もちろん、奴に貸してやる--奴の腹にグサッとな。