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悪党の仕事依頼
驚かずに聞いてほしいが、実はずっと後を尾けてた。お前のファンだと思ってもらっても構わない。だが、直接会って仕事を頼むのは好きじゃないんだ。だからお前が眠っている間に、この手紙を置かせてもらった。この仕事は、眠りを邪魔したお詫びだと思ってくれ。
心配するな。これはつまらない盗みなんかじゃない。お前がその気なら、どちらも大儲けできるような仕事だ。
標的は、マルカルスに来たばかりの太った乳臭い貴族だ。ハイエルフらしく、クイナンシルとかいう変わった名前の男だ。声に出して読もうとするなよ。頭が痛くなるだけだ。
つまり、金持ちで、ちょっと突っつけば口から宝石を吐き出すような男ってことだ。しかもリーチのどこかの宝物庫に、その富の大部分を隠し持ってるらしい。
問題はダークエルフの護衛がいるせいで、どうやっても近付けないってことだ。だがあの傭兵には弱点が1つある。故郷のスジャンマだ。そこでお前にやってもらいたいことがある
まずこの小瓶を手に取って、鍋でスジャンマに混ぜる。熱で毒を発動させるんだ。スジャンマ自体はこの辺りの商人たちが持っていないとしても、ソルスセイムで大量に入手できるだろう。少し遠回りにはなるが、行く価値はある。
スジャンマに毒を混入したら、宿屋「シルバーブラッド」の主人にそのスジャンマを売るよう説得する。2人が宿屋に立ち寄ったら、ダンマーはスジャンマのせいでめちゃくちゃになり、しばらくバーから出てこれなくなるだろう。
邪魔者の護衛さえいなくなれば、後は盗み放題だ。何でも盗んでもらっていいが、印章付きの指輪は絶対に盗むように。奴が手紙に封をするために使ってるやつだ。
指輪を手に入れたら、ウォーレンズに向かえ。左手の3つ目の扉の外に、次の指示を書いたメモを置いておく。
-- E
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