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番人の執行者の日記



第四紀201年南中の月14日


街にいる我々の間者から、深遠の暁が人々の間に浸透しているという噂を聞きつけた。この嫌悪すべき者どもは、残らず数百年前に滅ぼされているはずだが。全ての報告を真剣に受け止め、警戒を続けねばならない。



第四紀201年南中の月25日


シロディールにいる仲間からの話では、謎の旅人の一団がブルーマを訪れたそうだ。そこで彼らは高名な研究者に、アイレイドのことでたくさん質問をしたという。特にリーレの遺跡に関して。彼らはまた、大ウェルキンド石に関しても質問した。ここ数百年誰も目にしていないものだ。


斥候数名をペイル峠に送り、監視させよう。闇が蠢いているのなら、番人の光が見つけ出す。



第四紀201年収穫の月2日


同じ怪しげな集団が、ペイル峠を越えてブルーマに入るのが目撃された。今度は夜の闇に紛れて。彼らを尾行したが、闇の中で見失った。仲間は検問を実施して、通行人全てを尋問したが、例の集団が再びそこを通ることはなかった。


奴らがスカイリムに戻ったのなら、月明かりを頼りにジェラール山脈を超えたはずだ。闇の中、切り立った斜面で命を失った者にステンダールの慈悲があるよう祈る。



第四紀201年収穫の月3日


ブルーマの研究者が失踪した。例の謎の旅人の仕業とみるべきだろう。深遠の暁の噂が本当であるなら、奴らが大ウェルキンド石を手に入れてないことをステンダールに祈る。あのように強力な秘宝をどうするつもりだ?


隊員と間者をスカイリムの隅々まで送り込み、人々に聞き込みをさせ、少しでも怪しげな連中を見つけることにした。



第四紀201年収穫の月10日


スコーヴィルドという男の尾行を開始した。奴はデイドラ信者だと思われる。そして深遠の暁のメンバーである可能性がある。彼の兄弟が最近失踪したという報告がある。同じ頃、他にもたくさん行方不明者が出ている。


奴の動向を仔細に把握せねば。



第四紀201年収穫の月16日


数週間、様々な容疑者を監視した結果、深淵の暁の幹部と思われる者を逮捕することにした。彼女は目立たない服装で、昼間は商人になりすましていた。


彼女の部屋を捜索し、メエルーンズ・デイゴンの太陽の紋章がついた真っ赤なローブを発見した。オブリビオンの門が再建されたという日記も見つけた。そして、それを開く試みが続けられているということだ。


援軍を呼ぶことに決めた。読んだことが本当であるなら、ステンダールの番人の力だけでは今起きつつあることを止めるのに十分ではないかもしれない。


深遠の暁の神官は何も吐かないまま、尋問中に死亡した。緩慢な死だった。番人はデイドラ信者に容赦しない。


奴らは大ウェルキンド石の力を悪用し、歪んだ目的のために使うつもりなのか? そうはさせん。オブリビオンの門を見つけねば。


日記の中に破かれたページがあり、そこにこう書かれていた:


「ヴェローティの影の中、川は黒く流れる

ショール・ストーンを足元に、ホワイトショアを背負い


ウィンドヘルムを肩に、晴れた夜の向こう

朝日が昇る前に。赤い傷は光を流す」


これは奴らの位置の手掛かりかもしれない。小規模な連隊を編成する間、誰かを調査にやり、次の作戦を決めよう。<b>第四紀201年収穫の月17日</b>


一夜にして容疑者を監視していた仲間が失踪した。深遠の暁に捕らえられたのだろう。ステンダールよ、彼らをお守りください。もっと慎重に奴らの司祭を捕らえるべきだった。しかし、早急に動かねばならなかった。


部隊を召集してリーレを急襲した。動くなら今だ。デイドラ信者の不意をつけるかもしれない。


最後になるが、謎かけは確かに深遠の暁が潜んでいる場所を指していると、ある斥候が言っていた。用心して近づかねば。さもないと包囲されてしまう。






ステンダールよ、お守りください。



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