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密売人の取引メモ



新しい仕入れ先は大当たりだ。スクゥーマ、毒、黒魂石、なんでもござれだ。豊富な品揃えと人脈が手に入った。そして幅広い顧客も。それで思い出したが、アハカリに砂糖が入ったネコの小便などもういらないと言ってやれ。取引は終わりだ。


一方、金庫には使うよりも早く金が溜まっていく。一日中酒浸りだっていうのに、死体いじりが好きな連中のためにモロウウィンドでした仕事の儲けは半分も減っていない。国境をアルゴニアンの警備隊が行き来しているから、運ばれてくる箱ごとにふっかけてやってもいい。ゾンビ好きどもだが、杖が無事でとても喜んでいた。あれは不気味な代物だった。手放せてよかった。


もう数日粘れなかったのが残念でならない。今朝、別の客が野営地に立ち寄ったんだ。ドラゴンズリーチのてっぺんから飛び降りて顔で着地したくらいに、恐ろしくデコボコしたツラのオークだ。


なんとこいつも同じ杖を求めていて、金は倍払うという。ソルスセイムからの次の船にもっといい品があると言ったが、買いたい杖はただ一つだと言って譲らなかった。ごもっともだ。このオークよりも醜いものは、あの杖だけだ。ひょっとしたら、ひげを剃る時にあれを飾っておきたいのかもしれない。そうしたら生まれたことをそれほど後悔しなくて済む。


ともかく、奴に買い手の情報を売ってお引き取り願った。奴が持っているお宝は取引できなかったが構わない。愚か者から持ち物を巻き上げる方法はいろいろある。


ホワイトランの西の道で奴を待ち伏せしろと仲間に伝えた。監視塔とグレイムーア砦の間の焼け落ちた家が襲撃地点だ。あいつは杖のことで頭が一杯だったから、隙をつくのは簡単だろう。



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