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エランヤの日記


南中の月2日


私はエランヤ。帝国の歴史学者だ。古代秘宝の研究のため、エルスウェーアの砂漠やヴァレンウッドの森林をさすらい、荒れ果てた北スカイリムへたどり着いた。


私が探しているのはゴールドブランド。竜によって作り出され、デイドラ公ボエシアの力を体現していると言われる黄金の刀だ。この剣は多くの人の手を渡り歩いてきたが、近年は皇帝タイタス・ミード2世の手に渡った。噂では、赤輪の戦いでこの剣を手に入れたという話だ。


戦いの後、ミード2世(あるいはその代理人)は剣の元々の所有者だったと言われている人物、竜を守るために戦った古代ノルド戦士、シヴダーの墓に剣を返還した。ゴールドブランドは「シヴダーの安息所」に眠っていると言われている。ミード2世は自分に刀を持っている資格がないと感じ、最初に刀を委ねられた人物に返すべきだと考えたという。


シヴダーの安息所の正確な場所の記録は、帝国の書庫に残っていない。しかし私は、貴重な積荷の任務に関する奇妙な公文書を発見した。そしてその中には地図も含まれていた。後にわかったことだが、これはゴールドブランドをスカイリムに返還する任務に関する唯一の記録で、地図はシヴダーの安息所の場所を示していた。ウィンドヘルムのすぐ北にある、山間部の洞窟の中に眠っていることが判明したのだ!


そこでの発見をもとに、私はこれから別の仕事に取り掛からなければならない。まだまだ旅を続けなければならないようだ。この件については別の日記に記録している。


収穫の月15日


もしかすると私は、余計な注目を集めてしまっているのかもしれない。デイドラ公ボエシアを崇拝する危険な教団がウィンドヘルム付近に集まっていると言われているが、彼らがゴールドブランドの在処に興味を持っていることは間違いない。道で旅人とすれ違うたびに、同じ顔を目にしている気がする。


気をつけなければ。



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