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ブルティウスの日記



手口は簡単だ。老人から金を巻き上げるだけの簡単な仕事だと奴らに思い込ませるんだ。「見ろよ、釣り竿すらロクに握ってられないじゃないか」と奴らは思う。目を見れば分かる。そして奴らを森の深くに連れ込んだら、どちらが弱者か思い知らせてやるんだ。いつもそうなる。


仕事が終われば分け前はやる。公平にな。


ああ、指輪をなくしたのが悔やまれる。以前は真の力が体中を駆け巡っているような気がしてたんだ。ハンマーで殴りかかられて、身を守ろうとした時に抜けてしまったんだ。「勝負」を行う場所のそばで川に落ちてしまった。いつか川から拾い上げられるかもしれない。いつか。



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