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エルデン・レルヴェルのメモ
仮面がなければ門が開くことはないと言われていたが、司祭たちは我が主の意思を見くびっていたようだ。
門を開いて私を招き入れてくれたのは、ダゴス・ウルだった。彼の顔を身につけると彼の真実を語ることができ、その言葉から世界中へと広がる治癒を生み出すことができる。
その祝福を最初に受けたのは、聖堂の仲間アルサミスだった。かつては憂鬱そうだった顔はとても愉快な形に刻み込まれ、その口元は見目麗しい笑顔に縫い付けられている。文句が聞こえてこないということは、本人もこの変化に満足しているのだろう。実に幸せそうだ。
お前はすでに会ったことがあるかもしれない。御手で彼を殺したことがあるかもしれない。女神の聖堂を訪れた我が主のペット全員に会ったことがあるかもしれない。こうなることはわかっていた。トリビュナルの勇者が我が主人に挑む時は、いつか必ずやって来るのだから。かつてネレバリンがそうしたように。
トリビュナルは3つの頭を持ち、お前はそのすべてを身につけている。だからこそ、道を開いたお前は我が主の手によって死ぬに値する。
テル・ミスリンの墓場に来い。我が主の生物たちが、そこでお前を喰らうだろう。
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