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ドレブラン女族長のメモ



コープラスを広め、心を汚し、アクラカンを建てたシャーマトが戻ってきたという噂は、長い間聖堂の広間をさまよっていた。もちろん災いをもたらす者、ダゴス・ウルのことだ。


この噂は、かつて女神に忠実に仕えていた裏切り者の司祭によって広められたことがわかった。占い師にして死霊術師であり、私の元友人でもあるエルデン・レルヴェルだ。


エルデンの創造物が聖堂を脅かしているが、その力の源は不明だ。私が恐れているのは、武器庫で真実が見つかるかもしれないことだ。


私はこの聖堂の建設を始める前、前任者から贈り物を渡された。むしろ責任を与えられた。ある箱を任されたのだ。


その箱は武器庫に置き、絶対に開けてはならないと。前任者はその話をするだけでも声を荒げ、まるで箱を落とすと世界が砕け散るかのように箱の縁を握っていた。だからこそ、絶対に中を見てはならないという警告を聞き入れていた。今でも裏門の開け方を知らないほどだ。


しかし聖堂の修復には多くの人出が必要であり、全員が女神の信者ではなかった。何者かが中に入る方法を見つけたかもしれない。


私が渡した武器庫の鍵を持って、辺りを調べてくれ。トリビュナルの総力と女神の意思のみが、悪を撃退できるのだ。


ASV



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