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御手のケンロのメモ
私は彼女に仕えるため生きている。彼女だけに仕えるため。
私が鋳造器具を見つけ、火花が散り始めると、彼女の炎が燃え上がる。かつてスペクターがこのむくんだ機械の歯車を動かしていたが、もう世話してもらう必要はない。仕組みは簡単だ。このパイロイル・タールの小瓶さえあれば、点火に必要なものはすべて揃っている。
かつて炎を灯していたタールが、今一度炎を灯してくれる。そして炎を手に凱旋したとき、彼女が再び私を抱きしめてくれるだろう。
だが問題がある。機械を動かすには宝石が必要なようだ。だが、まだ1つしか調達できておらず、他の宝石はまだ入手できていないようだ。しかし私は彼女に選ばれた者として確信している。必ず彼女が導いてくれるだろうと。
ひとまずは聖堂に戻ろう。入口はレイヴン・ロック鉱山の上にあり、玄武岩の崖を見下ろしている。もし何者かが洞窟を見つけても、聖堂への入り方を知っているのは信心深い者たちだけだ。言葉を紡げば、入口は開かれるだろう。
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