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メリタ助祭の嘆願
ヴェローティ女司祭へ
あなたがこれを読んでいるかどうかはわからないが、とにかく助けが必要だ。いや、馬鹿なことを書いた。もちろん読んでいるに決まってる。あなたは紙切れを見たら読まずにいられないんだから。
あなたが文字を読めないか、狂乱状態なら話は別だが。怒ってるという意味じゃなく、「フォークで足の爪を切る」類の狂乱だ。わかるだろう。
つまり何が言いたいかというと、あれが見つかった。ドワーフ迷宮のカグレンゼルで、ソーサ・シルの仮面が見つかった。まったく、驚くほど母音が多い名前だな。ヴェローティ山脈の頂にある。あなたもヴェローティだったな! なんという偶然だ。
ただ、問題が一つある。何かの仕掛けに引っかかってしまって、自分がどこにいるのかもわからない。我々はここで野営し、雇った傭兵の一人に助けを呼ばせることにした。読み書きもできなければまともに思考もできない奴だが、だからこそこの手紙を預けた。
仮面を手に入れたんだから、あのオーブは置いてくるべきだった。あんなにわかりやすい罠に掛かってしまうとは。だが綺麗に光り輝くオーブで、なんだか寂しそうだったんだ。
付け加えておくが、助けに来てくれたとしても、あのオーブにはくれぐれも触らないでくれ。
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