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Book2CommonOnIceWraiths

エルバン動物寓話集 氷の生霊

エルバン動物寓話集:氷の生霊




収穫の月17日


凍った平原と山を超えてさらに北方へと旅している最中、冬の寒さが身に染みたので、私はひと時の休憩と温かい食事を求めてドーンスターの宿へ入った。そこで他の旅人に、雪の中に住む、手遅れになるまで自分の不注意さに気づかせない生物に、注意するように言われた。彼は激しい身ぶり手ぶりで、商人の探検隊が丸ごとその野獣に襲われたという空想的な物語を延々と続けた。宿にいた他の客はその話に震え上がったが、私はそんな臆病者の話を聞いても帰るつもりはない。私のような冒険者を呼ぶ氷の洞穴や、雪をかぶった山頂のような場所をこの目で見る。そして目当ての物を見つけるまで長くはかからなかった。


氷の生霊は透きとおっており、魔法の蛇のような生物で、まるで凍ったツンドラとスカイリムの氷河から呼び出されたかのようだった。周りと一体化するためほとんど見えず、この極めて優美な幻影が多くのノルド人の死因となっている。また、標的に邪悪な攻撃を仕掛け、知減病という思考を鈍くする呪文をかけ、標的を更に追い込むこともある。


氷の生霊は極めて危険だが、判断が未熟で、戦闘も単純で力と鋭い剣があれば十分この獰猛な生物を倒せる。本当に心の温かい人ならば、この野獣を生かしておいてやりたいと思うのだろうが、私は通常2匹倒してきた。


氷の生霊の歯を売るとそこそこのお金になるとわかったのは嬉しい。錬金術の霊訳の素材として価値があるのだ。このおかげで、これからも挑戦しがいのあるネタを探しに旅することができるだろう。だって、私はまだ自分を震え上がらせるほどの物にまだ遭遇していないのだから。


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