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潜入捜査員の日記



第四紀201年南中の月18日

西の宿屋が山賊どもにねぐらを提供しているという噂を調べるよう言われた。ウィンドヘルムに向かう馬車数台が最近行方不明になっていて、隊長はクリムゾンダークがらみではないかとにらんでいる。ソリチュードで片づけねばならない用事があるが、1週間はかかるまい。


第四紀201年南中の月25日

宿屋「ナイトゲート」の客は協力的でなく、愛想が悪かったが、山賊とは思えなかった。情報提供者へ宿屋にきて確認するように言ったが、その間も奴らの動向の監視を続ける。



第四紀201年収穫の月16日

例のボズマーはそのノルドに見覚えがなかった。とはいえ奴の意見を信用するのもためらわれた。ここ数ヶ月、昔の仲間について行動できるような情報を提供していないとなじると、奴は何食わぬ顔で青白き目というアルゴニアンの山賊の居場所を吐いた。奴はこのネタを長いこと隠し持っていた気がする。


今のところ、ボズマーはまだ情報提供者だ。だが、奴が提供する情報は徹底的に調べなければならない。例のアルゴニアンはノースウォッチ砦の西海岸で野営していると言う。サルモールの連中にこの件を片づけるように連絡してもいい。要塞のそばで指名手配犯がうろついているのは奴らも気に食わないだろう。


その間、他の宿泊客へのさらなる監視が必要になる場合に備えて、文書を残しておこう。



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