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未来が怖い?


未来を恐れる?

著者

パイパー・ライト


我々は皆屈した、いずれかの時点で。実際にどれほど勇敢であろうと、あるいはどれほど強かろうと、連邦の住民は恐怖を知った。


まさにこのダイアモンドシティで2229年に「壊れた仮面」事件が起き、最初の人間型人造人間が侵入し何も知らない入植者の一団を襲って以来ずっと、我々はインスティチュートとそれが象徴する全てを恐れながら、ベッドで眠れない夜を過ごしてきた。


我々は長い間可能性に怯えてきた。知っている誰かが、見当もつかない理由で夜の間にさらわれ、奪われるたら? 家族の1人が実は人造人間とすり替わっていて、突然刃向ってきたら? 人さらいがついに正体を明かし、立ちはだかる者全てを貪り食ったら?


我々、連邦の住民は、過去を覚えている。恐怖の中で現在を生きている。しかし未来まで恐れねばならないだろうか?


想像を超えるような最近の一連の出来事の中で、インスティチュートは長年活躍してきたレールロードや、新規参入したB.O.S.を含む、自分達を阻止しかねない連邦のあらゆる者を倒してきた。その上、謎に包まれた邪悪な組織は、近い未来に無限に近いパワーを得ることを可能にする先進的な原子炉の製造を完了した。これは確実に地下活動の規模拡大とテレポーテーション技術(これは最近まで厳重に隠されたインスティチュートの秘密だった)の範囲拡大を意味する。


では連邦にとって正確にどんな意味を持つのだろう、未来へ進むということは?


「ろくなことがない」が総意に思える。事実、大多数が最悪の事態を想定している。


しかしこれらの恐れが根拠のないものである可能性はないだろうか? レールロードはインスティチュートと敵対していたが、同時に全人造人間を、人間社会に潜入しかねない人造人間達までを擁護していた。そしてB.O.S.の巨大なエアシップが現在廃船となりくすぶっていても、そもそも近代の騎士団的な組織は本当に連邦のためを第一に思っていたのだろうか?

しかしまだ希望を捨ててはならない最も説得力のある理由は、私の情報源が正しければ、正しいと確信しているが、インスティチュートが現在我々の多くがすでに会った人物であるVault居住者の直接的影響下にあることだろう。行方不明の我が子を捜して我々の居住区を訪れ、まったく別の何かを見つけた、孤独な人物だ。そしてたぶん、ひょっとすると、インスティチュートはそれによって改善されるかもしれない。


だから仲間達よ、新たな明日へ慎重に踏み出そう。しかし強さを失うな。そして常に、人類は地上で生きて死ぬことを忘れてはならない。人類が連邦そのものなのだ。そしてたぶん、もしかすると、今やインスティチュートはその一部になり得るのだ。


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